9/9 (土) の高知県主催 ITコンテンツ・ネットワーク交流会に参加 & LTしてきました!
昔から続いているものをそのままやっていくだけではダメなんだよっていう話と高知県の覚悟、そして素敵な出会いがありました!
次回は、来年1月予定らしいです。 興味ある人は今すぐ↑から「フォロー」ボタンをポチしましょう!
ざっくりまとめと感想
1. 高知県知事からのご挨拶
遅れて聞きそびれました 😇
#高知家icnet
— ういろう (@16210372) 2017年9月9日
始まりました。
高知県知事の尾崎氏の挨拶が凄い。
久々に気持ちいいお話聞いてます。
気持ちいい話だったらしい (困惑)
2.「いま インターネットの世界で起きていること」
スピーカーは、デジタルマーケティング (ざっくり言うとインターネットの広告代理店) で有名なアイレップ CEO 紺野さん。
from: https://www.facebook.com/kicnetwork/posts/1704335616541710
内容
インターネットの普及と圧倒的なスマホシフト
- 検索は 7割ぐらいがスマホから
- PCはじっくり探したいとき、スマホは「いますぐ使える / 行ける」ものを探すときに使われる傾向がある
最近のAI
- クラウドの普及によって、コンピューティングリソースが格段に調達しやすくなった
- 医療分野
- 手術ではいわゆる「名医」のほうがまだ強い
- 異常の発見は AIのほうが精度高い
- Google翻訳: GNMT
トラッキング (個人の追跡と蓄積)
- これまではcookieベースだったが、ユーザidベースへ (個人特定の精度向上)
- トラッキングされるのは不可避。 ちゃんとそれを認識してインターネットを使うこと
パーソナライズ
- これからは収集された情報 (性別や職業などの属性、閲覧・行動履歴) に基づいてコンテンツの出し分けが行われるようになっていく
Q & A
- Q: 地方だと能力磨くの難しそうだけど、どう?
- A: 東京 <-> 高知で人材を行き来させたり、成果出した人を東京に呼んたりして、成長機会を与えている
- インターネットでの炎上怖い
- A: 炎上するときはする。基本形には正しい情報を出し続けるしか無いが、ヤバそうなら無理せず警察や弁護士に相談するべし
- AIがもっと賢くなったら、「嘘の情報」による炎上は抑制されていきそう
感想
自分もWeb業界に居るので既知の話は多かったですが、PC / スマホで使うタイミングが違う話は言われるまでちゃんと理解できていなかったので、良い気づきでした。ユーザのことを考え切れて無いなあと反省。
ユーザを取り巻く環境は変わっていくので、それに合わせて商売も変えて行かなきゃね、みたいなことを思った。 最近読んだ記事だと、昔からある商売を、今風な商売へ切り替えて成功した下記の話が関連しそう。
参加が遅れて冒頭の話を聞き漏らしてしまったのが心残り 😫
3. 「外のモノサシを知ろう! ~外資、ベンチャーでの経験から語る越境の大切さ~」
スピーカーは、日本最大のユーザコミュニティ “JAWS-UG” を作られた、元AWSの小島さん。
小島さんのプレゼンはいつもデータに裏打ちされた内容と提言に溢れて、めっちゃ勉強になる! #高知家icnet pic.twitter.com/Lf735GFMdB
— Noboru.m (@norbor221) 2017年9月9日
内容
今日のゴール
- 世界で起こっている「不可避な流れ」を理解し、越境していく上で重要な外のモノサシの重要性を知り、それの向けて一歩踏み出す
不可避な流れ 1: エコシステムの変化
- 前提として、 エコシステムの変化には勝てない
- adobe flashが良い例。一時期は圧倒的シェアを誇ったが、webの変化の過程でエコシステムからはじき出され、今では提供終了予定
- エコシステムが “新しいビジネス” を生む
- 去年1年で、androidだけで820億回ものアプリダウンロード (!)
- AIやVRも昔からあったが、クラウドやスマホ普及でビジネスとして成立する “ようになった” ので急激に伸び始めた (エコシステムの変化が、これを可能にした)
- つまり、 エコシステムが “新しいエコシステム” を生む
- だから、エコシステムの変化には注目すべき
不可避な流れ 2: 人口減少
- 日本では労働人口、消費人口は継続的に下落傾向
- すなわち、 “今までと同じ” ことやっていてもビジネスが縮小する ことは必至
- インターネットやスマホ普及で、何もしなくても外から新しいサービス、商品が攻めてくる (世界がフラットになる)
- 待っていても外から攻められるだけなので、こっちから攻めよう
- そのためには? ⇨ 越境して 外のモノサシ を知ることが必要
- 外のモノサシ? ⇨ 新たな価値観、基準
外のモノサシの知り方
- これだけ移り変わりが早い世界で、すべてを一人でキャッチアップするのは不可能
- コミュニティに参加すべし
- その技術を実際に使っている人、ウォッチしている人から直接聞くのが、もっとも効率的なのは自明
- 例えば、クラウド界隈ならJAWS-UG
「越境者」を「地方」へ呼び込むための提言
- 通行手形
- 地方にやってきた あと の成長を支える
- コミュニティの全国イベント開催支援
- 「外のモノサシ」を知っている人を呼び寄せる仕組み
- 「地産外商」の徹底
- 海外への販路開拓
- 世界規模で見ると、食糧難は間違いなく加速する。その点、「国産」で「高品質」な食品を作れる高知にアドバンテージはある
地方が都会と勝負する唯一の方法は、「早いもの」になることのみ
資料はこちら
www.slideshare.net
感想
固定観念かもしれないですが、地方の人は「昔から続いているものをそのまま続けるべき」みたいな考え方を持っている印象があります。それに対して、「それでは生き残れない。なぜならマーケットやユーザ (お客さん) を取り巻く環境は変わり続けるから。」というメッセージを強く示されていて、県知事も居る場なのに良くぞ言って下さいましたw
流行っているものをウォッチする、イベントに参加してみる。それだけでも「外のモノサシ」を知る最初の一歩としては十分だと思うので、やってみる。
4. ショートワーク
近くの人とグループを組んで、仕事 / 趣味で何やっているか自己紹介合戦。
初めて会った5分も話してない人と一緒に何が出来るか考えようなんて無茶ぶりすぎる 😂
これやるくらいだったら、懇親会の時間を30分伸ばしたほうが有意義そうに思った (5000兆%、個人の感想です)。
5. 会社紹介
参加企業は、株式会社アイレップ、株式会社SHIFT PLUS、株式会社Nextremer、パシフィックソフトウェア開発株式会社の4社。 おもしろいなと思ったところのメモは取ってますが、長くなってきたので割愛。興味ある人がたくさん居たら書きます。
6. 懇親会
一言で言うと、よかったですw
「交流会」を謳っているだけあって、みなさん超アクティブに動き回って名刺交換していて、かつグループワークの時間と違ってちゃんと話す時間がある。ぼくも珍しく、用意していた名刺が途中で切らしちゃいましたΣ
高知で起業してます!高知東京で二重生活してます!高知出身で戻りたいと思っています!高知に移住を考えています!みたいな人がたくさん居て、想像以上にワイワイ、ガヤガヤな感じでした (語彙力)
あと、これ。多くは語るまい。詳しくはイケハヤさんのブログを(ry
高知の地元食材を使った料理
#高知家icnet 相変わらず一枚一枚がデカい。普段このデカさで食えない。そして美味い。 pic.twitter.com/saS3wN3yTi
— ういろう (@16210372) 2017年9月9日
ついでに、LTしてきた
せっかくの機会だったので、最近ハマっている「VALU」について話しました。
有名人がン百万円集めた!みたいな事例はちらほら出てきましたが、一般人はどうなの?のほうがこの会に参加する人は興味ありそう、と思ってそういう話をしました。
VALUを始めたいけど、良くわからん!ってかたは、是非DM下さいw
全体的な感想
ITコンテンツ・ネットワーク交流会 Vol.1、いい感じでした!
セッションでは気づきと刺激が得られ、懇親会も「交流会」という名前から連想されるゲスゲスしさは全く無くて、過ごしやすかったです。 行政主導なイベントは意味不明に平日に開催されがちですが、ちゃんと土曜日にやっているところもポイント高い(そんなことでポイントあげたくないですがw)。
あと、こんなやり取りもされていたらしく、高知県で大規模イベントが開催される日も近い!?
楽しみすぎます!!!
ありがとうございました! 次も参加したいと思います。
番外編
交流会のあと、スピーカーの小島さん、JAWS-UG高知のドン 片岡さん、高知に合弁会社を作っている株式会社SHIFT 久保田さんと飲みに行くチャンスがあり、しっかりと掴み取りましたw
「技術の話をするときに “難しそう…” という印象を抱かせないことの大切さ」 、 「古めな組織との付き合い方」 など、知っておくと絶対役立つ話がギガ盛りでしたが、この話だけでだいぶご飯が進むぐらいの分量になるので、後日また別の記事として上げることにします(この記事だけで5200文字ですし、ここまで書くのに9.5時間掛かってますしお寿司… 🙏 )